2011年4月30日土曜日

迷岳、春のトレーニング山行

2011年4月29日(金)晴れ時々曇り

【標高】
スメール登山口(270m)~飯盛山北峰(809m)~迷岳(1309.1m)~口迷岳(1224m)
【コースタイム】
スメール登山口(8:40)~稜線(9:15)~飯盛山北峰(9:36)~飯盛山南峰(10:03)
~唐谷分岐(10:26)~迷岳(11:03)~口迷岳(11:48~12:40)~迷岳(13:43~14:00)
~唐谷分岐(14:20)~唐谷(14:50)~唐谷林道終点(16:09)~スメール登山口(17:05)
【温泉】
香肌峡温泉スメール(700円)


蓮ダム湖より迷岳

いよいよ山登りシーズンの始まりだ。
休眠中に鈍った体を鍛える絶好のトレーニングコースが、飯盛山から迷岳へのルートである。
香肌峡温泉スメール周辺に駐車場がたくさんあるので、飯高の峰々の中でもアクセスが便利で、下山後の温泉も楽しめる私のお気に入りの山でもある。空気の澄んだ日には、明和の我が家からもその尖塔を確認することができ、そういった意味でも特別な思い入れのある山でもある。






蓮のマッターホルン

ただし飯盛山から迷岳へのコースは、休眠中に鈍りきった体には、ちと堪えるコースでもある。スメール付近の蓮川から見上げる飯盛山は、蓮のマッターホルンとも言えるほど、天に聳える尖峰が目の前に壁のように立ちはだかっている。
ウオーミングアップから、この標高差500~600mを一気に登りつめることになるのだ。
稜線に這い上がってからも、しばらくはやせ尾根と岩場を、ロープを使ったり三点保持での気の抜けないコースが連続する。
眼下に蓮ダムや蓮川沿いの集落を見下ろし、高度感抜群の天空コースである。


迷岳山頂

 緊張するルートを過ぎると、石楠花のトンネルやブナの原生林に覆われる稜線を、黙々と山頂に向かって高度を稼いでいくコースとなる。
ただ、迷岳に登るのは大抵この時期と決まっているので、石楠花の花も、ブナの新緑も味わったことがない。しかも、今年は新緑のシーズンも全体的に遅れている感じがする。
山頂直下の急登を登りつめると迷岳山頂着。およそ2時間30分。思ったよりも良いペースで登ることができた。今年も良い山行ができそうな予感。
今回は迷岳山稜の東方のピーク、口迷岳まで足を伸ばしてみる。途中コバイケイソウの群落も広がる、気持ちの良い稜線散歩である。途中の見晴らしからは、大台ヶ原の主峰、日出ヶ岳も遠望でき、少し風は冷たかったが、台高山塊の春を満喫することができた。

唐谷渓谷

このルートは、下山の行程も楽しみの一つである。
稜線の途中を東に折れ、櫛田川源流の一つ唐谷川の渓谷沿いに下山する。
大小の滝をともなった小さな渓谷は雪どけの清冽な水を豊富に湛え、渓谷沿いの新緑の緑と相まって、山行で疲れた体を優しく癒してくれる。
心地よい沢の音を友に、のんびりと渓谷沿いの春を満喫しながら、充実した気分で今回の山行のフィニッシュを迎える。



締めは当然、香肌峡温泉スメールの湯で・・・
ハードだが気分は満足・・・極楽山行。一日たっぷりと山を遊ばせてもらいました。

今回の山行の写真をウェブアルバムにまとめました。
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