2011年6月21日火曜日

大師の里 水無月の候

雨、雨、雨・・・・
ここのところ、山にも行けずに腐る週末。
高速1000円も今日でお終い。
最後に信州辺りまでと目論んでいたけど、冴えない予報にあえなく停滞。

大師の里、紫陽花
降ったりやんだりのはっきりしない空模様に、しびれを切らして、いつもの櫛田川沿いの道を、上流へと車を走らせる。 
行き先は、毎年この時期、必ず一度は訪れる多気町丹生(旧勢和村)の大師の里。地元民の手で培われてきた紫陽花の里である。
例年、6月の第2日曜日に紫陽花まつりが開かれているので、今年も先週辺りでまつりも終わり、花の盛りも過ぎた頃か・・・と思いつつ、今年は入梅以外、すべてが数週間遅れである事を鑑みて、いざ紫陽花の里を訪ねてみると・・・

案の定、里全体でも、7分から8分咲き程度・・・
先週の紫陽花まつりはどんなだったのだろうか?と心配してしまう程に、見ごろはまだまだ先の様子。
水車と紫陽花
アルバムを見ると、昨年も偶然にも同じ日(19日)に訪れていたが、咲き具合の違いは一目瞭然。
※昨年のアルバムはこちらから
  ↓↓↓

今年の見ごろは、あと1週間後くらいかな・・・?と思いつつ、とりあえずそぼ降る雨の中、今年の様子を写真に納める。
まめやの豆乳ソフト♪
この一帯は、休耕田にビオトープが整備され、地元の手によって、1万本以上の紫陽花が植えられている。今では大師の里の紫陽花として有名で、こんな片田舎の田園地帯が、シーズン中は大勢の花見客で賑わう。
今でこそこんな片田舎ではあるが、古代よりこの辺りは水銀の採取が盛んで、日本の水銀の大部分がここで採取されていたという。その名残とも言うべき水銀鉱跡があちらこちらに見受けられる。水銀採掘の最盛期には、さぞや鉱山夫達で賑わった事であろう。
一方、田園地帯に目をやれば、疎水百選にも選定された立梅用水が、辺りの田畑をくまなく潤おし、山間の水利の悪いこの一体に、豊かな実りを与えてくれている。
転作の大豆を生かした地産地消の店「まめや」では、大豆製品の生産販売が盛んで、お気に入りの豆乳ソフトは、オカラも入った甘さ控えめのヘルシーアイスである。ワンテイク200円也♪

姿見の池と仁王門

地元の母ちゃん達の作る地元産素材のバイキングも、行列のできる人気メニューである。
TVドラマでも有名な、行例のできる「高校生レストラン」もこの近所。明和のお隣、多気町はこんな町おこしが実にうまい!

我が明和町も何とかならんのか・・・と思いつつ、散策の締めはやはり「丹生大師」。
弘法大師の師匠が創建したと伝えられる古刹。高野山を開く前、ここを真言密教の道場にしようとも考えていたとか・・・嘘か真かわからぬ言い伝えもある。もっとも、言われるだけあって、こんな片田舎ながら立派な堂宇が建ち並ぶ隠れた名刹でもある。



そぼ降る雨の中、傘を差しながらの写真撮影は、雨粒がレンズに当たらぬ様にと、構図もままならず・・・。以外と大変なものだと思い知らされた、大師の里の水無月の候。

今回の散策をウェブアルバムにアップしました。よろしければ以下のリンクよりご覧くださいませ。
↓↓↓


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